狙い目

 先週、まとまった雨が降り宮川本流は増水、濁りが強い…濁りが落ちた日曜の午後に時間が出来たので出掛けてみた 。
 宮川支流は予想通り、水位は高め、濁りは笹濁り、曇天… と入渓時間以外は好条件だ。
 瀬が続く区間に入る。使うミノーは増水の強い流れを考慮し50mm4.5g とした。


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急流をものともせず
絶妙なバランスで幾多のヤマメを仕留めてきた試作G‐50s

 増水の流を、慎重に遡行。対岸に葦が繁茂し、水深もある絶好の荒瀬を狙う。
 良型ヤマメはほぼ一投目で決まるのでミノーをピンで落とさねば為らない。
 落とす位置を定め自身の立ち位置を決めてから慎重にキャスティングに入る。
 狙いは、ややアップキャストで対岸の葦ギリギリ…左利きなので、此処はバックハンドのフリップキャスト… 低い弾道でギリギリに落とす‼


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対岸の葦ぎわをトレースする。写真では分からないがかなり流れは速い‼

葦ぎわ急流を通し自分の横をミノーが通過しミノーが向きを替える瞬間にバイトが出る!
存分に引きを楽しみ上がったヤマメは28cmのまずまずサイズ。
7月末を考慮すればグッドサイズだ。
後はチビヤマメばかりとなり1.5時間で終了。


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葦ぎわから引きずり出したグッドコンディションのヤマメ28cm!

 増水、真っ昼間は 特に流沿いの葦、猫柳、樹木が作る陰に大型ヤマメは定位し 流下する餌を瞬時に陰から出て補食する。警戒心の強い魚だからこそポイントから離れ気配を察知され無い距離からのキャスティングとなる。
 良型ヤマメほどミスキャストで魚がミノーを追って 出てしまい喰わない場合は2投目はまず効かないと思った方が良い。

 特に中小渓流は狭い限られたポイントを如何に攻略するか。
 キャスティング精度、サミングも重要な要素となる。
 特に渓流で擬似餌を使ったフライフイッシング、ルアーは『キャスティングが全て』と言っても過言で無く、持てるテクニックを駆使しゲームを組み立てるのも楽しみの一つに違い無い。

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